課題別利用シーン 本日の総務課
本日の総務課
2021.11.24
登場人物
ここは創業80年の中堅プラスチックメーカー。
管理部門に配属され早●0年、ベテランの安部課長にPCI DSSにおけるログ管理システムの役割について聞きました。
PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)は、クレジットカード会員のカード情報を安全に守るために、主要な国際ペイメントブランド各社が共同で策定した、クレジット業界におけるグローバルセキュリティ基準よ。
うちのような製造業では馴染みがないですが。
具体的なセキュリティ実装基準が明記されていることから、クレジット業界はもちろん、クレジットカード情報を取り扱う業者とはまったく関係のない企業・組織でも、PCI DSSを企業のセキュリティ基準として採用するケースがあるのよ。
クレジットカード情報を個人情報に当てはめることで、個人情報の取扱いをクレジットカード情報と同じように扱うことになり、高いセキュリティ水準で個人情報管理の体制を構築できるわけですね。
PCI DSSには
【要件10】
ネットワークリソースおよびカード会員データへのすべてのアクセスを追跡および監視する
という要求事項があるわ。
この要件を満たすために、ログ保管やログ監視が必要なのですね。
ネットワークリソースやカード会員データに対するアクセスログを、システム管理者を含むすべての操作対象において記録し、確実に保護することが必要よ。
課長、日本語がむずかしいです…。
具体的には、
・ログはユーザーIDやイベントタイプ、日付、時刻など詳細にわたり記録する
・ログを改変できないよう措置する
・セキュリティインシデントが発生した際は速やかにログを追跡できるようにする
と言うことよ。
詳細にと言っても、必要のない情報まで逐一記録しているとストレージを圧迫してしまうわ。
必要なログを取捨選択したり、ログを圧縮して保管したりと言った運用にログ管理システムが必要になるわけですね。
ログ管理システムの機能を使って、保存するときに暗号化することで対応できそうですね。
間違えて削除しないように、保管場所にも気を付けるのよ。
インシデントの原因分析は、色々なシステムのログを調べることになるから、ログの一元管理ができているとシステム管理者の負担が減りますね。
インシデントが発生しないことが理想だけれどね。
日々のログ監視や、アラートの設定も重要になってきますね。
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