導入事例

国内メーカーならではのユーザー要望の吸収で学内無線LANのインシデント対応を迅速化

2026.01.19

国立大学法人東京農工大学様は、農学部・工学部・大学院の生徒と教職員あわせ7000人以上が利用する学内ネットワークシステムのログ管理を「LogStare Quint(ログステア クイント)」で実現しています。​
日頃から学内ネットワークの管理、特に無線LANのトラブル対応の効率化を課題に感じていたことから、ネットワーク更改を機にLogStareを導入。ログから無線LANのインシデント発生時のユーザーとデバイスを特定できる仕組みを構築し、スムーズにトラブル対応ができるようになりました。またネットワークトラフィックの可視化や傾向把握も可能となり、通信の最適化や品質維持などの運用業務も効率化されました。​

東京農工大学様 農学部本館(写真左)

法人概要

法人名 国立大学法人東京農工大学
所在地 東京都府中市晴見町3-8-1

東京農工大学様は、先端技術と自然科学を融合させた教育・研究に強みを持つ国立大学です。​
「科学を基盤に人の価値を最大に」することを目指し、多様な学生がものづくり、バイオ、環境などの分野で地域課題や国際的な研究に挑んでいます。​

導入前の課題

  • 有線LANはIPアドレスから利用ユーザーを特定することができる一方、無線LANは1対多のNATのため特定できない​
  • 上記理由から無線LANのインシデント発生時に当該ユーザーの特定が困難で対応に時間がかかる​
  • 無線LANを経由した不正ダウンロード、不正アクセスなどセキュリティリスクの把握も困難​

LogStare製品への期待・要件

  • 学内無線LANでトラブルがあった時に「誰のどの端末によるものか」が突き止められること
  • 標準で実装されていない機能でも柔軟にカスタマイズ対応できること
  • 海外製品よりサポートが手厚いこと

選定理由

  • “NAT検索ダッシュボード” “MACアドレス検索ダッシュボード”が追加開発で実装できたこと
  • ITベンダーのエイチ・シー・ネットワークス株式会社やLogStare認定パートナーの柔軟なカスタマイズ力・開発力
  • 国内メーカーならではのきめ細かなサポート

導入効果・お客様の声

国内メーカーならではのユーザー要望の積極的な吸収

「欲しい機能を持ったログ分析システムが見つからず諦めかけていましたが、 ITベンダーのエイチ・シー・ネットワークス株式会社が本学の要望を叶えようとLogStare認定パートナーと共に尽力してくれ、要件にマッチしたログ分析システムの導入が実現しました。標準機能にない機能を追加開発してくれるのは国内のITベンダーならではだと思います」(東京農工大学 総合情報メディアセンター 根本様、以下同)

学内無線LANのトラブル対応が圧倒的に早くなった

「LogStareで主要なネットワーク機器のログを串刺し検索できるようになり、さらにIPアドレスから端末とその利用者をすぐ調査できるようになったので、NATの奥を手探りで調べる必要がなくなり、インシデント対応が圧倒的に早くなりました」

LogStare製品の使われ方・活用例

認証成功/失敗のログをリアルタイムにチェック

「以前から学生や職員から無線LANに “つながらない” “認証に失敗する”などの問い合わせが多く対応に追われていましたが、LogStareで認証成功/失敗のログがほぼリアルタイムに検索できるようになったことで問い合わせ時の調査がスムーズになりました。
複数の機器を横断的に検索できるようになり、“指定期間の認証のログを横串で見る”ことでトラブルのボトルネックが特定しやすくなりました。海外製SIEMに比べ操作が簡単で、異なるログ調査においても同一の手順で検索できるため、着任したばかりの担当者でも複雑なクエリ言語などの習得を必要とせずにログの調査ができ、実践しながらスキルを伸ばしていけることもLogStareを使う利点と考えています」

LogStare認定パートナーが開発したNAT検索ダッシュボード。NATルータ、認証サーバー、無線コントローラー、次世代ファイアウォールのログをLogStareに集約して管理し、トラブル時はこのNAT検索ダッシュボードでログを横串検索、原因となる端末やそのユーザーを速やかに特定することができる。

不審なアクセスの通知をNII-SOCSから受けて原因分析

「NII-SOCSから不審な通信の通知が来て調査しなければならないときに、誰がどのデバイスでアクセスしたのかをログから調査しています。これまではログを追いきれず原因の特定に至らないこともあったので課題に感じていましたが、LogStareは数クリックで簡単に検索でき、原因調査にかかる工数が削減されました。大学としてセキュリティのレベルが向上したと感じています。
その他に次世代ファイアウォールのIPS機能で検知した不審な通信の調査にもLogStareのレポートやNAT検索ダッシュボードを活用して調査しています。ひとつ改善要望を挙げるとしたら、LogStareのレポート画面からのドリルダウン分析がもう少しレスポンスが早くなると良いと思っています。ログが100万件の時の処理速度としては妥当ですが、数百件のときも同じ速度なので、ログ量が少ない時はもっと早く検索結果を返すようになることを期待しています」

LogStareのレポート画面の例。時間別・日別のネットワークトラフィック量、IPアドレス毎の通信量などを集計し、不審な傾向が見られればドリルダウン分析で詳細を調べることができる。ログ量の多少に関わらず検索速度が一定のためログが多い時ほど真価を発揮する。ログ量が少ない時の検索の高速化については現在対応を進めている。