導入事例

繋がることが当たり前 高品質を要求されるリゾートホテルのインターネットの 安定稼働をLogStare Collectorがサポート

2020.08.18

300デバイスを一元管理、ホテルスタッフにも視認できるGUIで客室からの問い合わせに対応

ロワジールホテル那覇

株式会社ロワジール・ホテルズ沖縄が運営する『ロワジールホテル那覇』は、沖縄有数のリゾートホテル。沖縄では珍しい天然温泉を利用した温水プールや、客室からのオーシャンビューが人気を博す、沖縄県民なら誰もが知る四つ星ホテルです。

ロワジールホテル那覇

高水準のサービス提供が当たり前であり、評価に直結するホテル業界において、今や有線・無線を問わずインターネット回線の品質もサービスの一部です。そのネットワークインフラの運用を支え、日々高品質の通信環境を保つべく尽力されている、株式会社沖縄エジソンのお二人に、LogStare Collectorを導入した背景やメリットについてインタビューしました。

導入企業について

導入企業:株式会社ロワジール・ホテルズ沖縄
設立:1992年11月1日
資本金:1億円
従業員数:257名 ※2019年2月現在
事業内容:ホテル運営・経営
URL:https://www.loisir-naha.com/
インタビュイー:株式会社沖縄エジソン
  通信営業部 北部営業所 山川 遊生 氏
  ソリューション開発部 開発第二課 与那覇 航 氏

導入製品について

導入製品:セキュリティ運用ソフトウェア「LogStare Collector(ログステアコレクター)」
運用方式:沖縄エジソンの技術者が運用
導入時期:2019年6月
監視対象:スイッチ、ルーター、アクセスポイント

沖縄エジソン
インタビューに応じてくださった株式会社沖縄エジソンの山川氏(左)と与那覇氏(右)

300台強のデバイスをLogStare Collectorで一元管理

沖縄エジソンは、沖縄で情報・通信・保守を提供するITトータルサポート企業です。ロワジールホテル那覇へのLogStare Collector導入のきかっけについて、営業担当の山川氏は「もともとロワジールホテル那覇さんのPBXの保守を当社で実施していまして、そのご縁で情報システムの運用もお任せいただけることになりました」と説明します。

「以前は県外のベンダーさんが運用していたそうですが、同じ沖縄の企業に、とお声がけいただいたのは大変うれしいことです。
ロワジールホテル那覇で監視対象としているデバイスは、ルーター、アクセスポイント、スイッチ、全部で300台強あります。 台数が多いので、監視業務の効率化を図りたい、視覚的に簡単にわかるようにしたい、という要件からLogStare Collectorを導入しました」

障害箇所の特定や原因切り分けにリアルタイム監視画面を活用

2019年6月にLogStare Collectorを導入し、稼働当初はサーバーに負荷がかかる等の課題があったとのことですが、大きなトラブルはなく安定して使えているとのこと。技術担当の与那覇氏に、具体的な監視業務についてお聞きしました。

「300台強の機器、すべてをLogStare Collectorに登録して管理していますが、重点的に監視しているのはL2, L3のスイッチングハブです。WAN側への通信帯域ですとか、重要なケーブルへのポートステータスを主に見ています。
客室から問い合わせが来た時にDSV(ダイナミック・ステータス・ビューワ―/リアルタイム監視画面)を見て、問題箇所の特定や、原因の切り分けをする、というのが主な使い方です」

問い合わせが来ないことが理想ではあるものの、月に1,2回は発生するとのこと。「深夜帯は当社のサポート時間外になるので、常時ログを収集し、深夜に起きたトラブルはあとから遡って原因究明できるようにしています」と、沖縄エジソンではサポート時間外のフォローアップも欠かさない体制を整えておられます。

ホテルスタッフにも障害が一目でわかるGUIが好評

与那覇氏は「監視体制の強化は、実はロワジールホテル那覇からのリクエストではなかったのですが、ホテルにとっても沖縄エジソンにとっても必要だった」と続けます。

「当社が日々の業務としてロワジールさんのネットワークインフラをメンテナンスする中で、それをホテルのスタッフの方と共有できるようにする必要があると感じていました。
夜間など当社のエンジニアがサポートできない時間に不具合が起これば、ホテルのスタッフが対応しなければなりません。エンジニアであればネットワークコマンドが扱えますから、監視ツールが無くてもステータスの確認などができますが、ホテルのスタッフに同じようにやってくれというのは難しいです。 LogStare Collectorのような、専門知識が無くてもわかりやすい、視認性の高いツールを求めていました」

DSVで視覚的に障害箇所を特定(サンプル)
図:DSVで視覚的に障害箇所を特定(サンプル)

ネットワーク監視ツールは市場に多くあるものの、ホテルのスタッフにも視認できるもの、という観点でLogStare Collectorがご評価いただけたそうです。

「他社製品とも比較検討しましたが『トラブルが発生している端末が何台ある』という統計情報からドリルダウンしていかないと、どれが問題の機器か特定できないので、作業効率や視認性の面でLogStare Collectorが一番わかりやすかったです。
LogStare Collectorはネットワーク図が画面上で確認できるので、どこで障害が起きているのか、当社のエンジニアはもちろんホテルのスタッフにも一目でわかります」

さらに価格体系が明朗で、監視対象に上限がなかったこともプラス要素だったと与那覇氏は付け加えました。ロワジールホテル那覇の300台のデバイスを1台の監視サーバーで一元管理し、無理なく使えているとのことです。

期待以上にログが見やすく、ログ解析の時短に

全体を通じ、LogStare Collectorの機能にはおおむね満足していると言う与那覇氏。特にログが見やすいという点では期待以上だったそうです。 「今までは自分たちでMicrosoft Accessを使って見やすく加工していたのですが、LogStare CollectorはGUI上でわかりやすく表示されるので、非常に使いやすいと感じています。例えばPingの履歴のミリ秒表示がわかりやすいなど、加工なしで解読できます」

Ping応答結果のログ
図:Ping応答結果のログ(サンプル)

上位製品との連携で、レポート出力など更なる活用を検討

最後に今後の展開について伺ったところ、レポート出力に前向きなコメントをいただきました。
「上位製品のNetStare Suiteとデータ連携させるとレポートが出力できるそうなので、いずれは拡張したいです。 今時点では、ホテルの情報システム担当者が現地にいないこともあり、レポートを定期的に確認する段階まで行っていないのですが、定例会などでトラフィック量が可視化できれば、宿泊するお客様がどのくらいインターネットを使っているか、快適に使えているか、などの目安になり、サービス向上につながるので、将来的に実現できればと思っています」

図:上位製品によるトラフィック量のレポート例(サンプル)

ロワジールホテル那覇について

沖縄を代表する、那覇市内最大の部屋数を誇るホテル。
街が一望できるシティビュー、沖縄の海が広がるオーシャンビューなど、総客室数551室の多彩な部屋を提供しており、那覇市内で唯一、天然温泉と家族で楽しめるクアプール、屋内プールがあるリゾートホテルです。
https://www.loisir-naha.com/

ロワジールホテル那覇

株式会社沖縄エジソンについて

1972年の創業以来、日立製作所の特約店として地域顧客に「情報と通信」の最先端技術と、高品質のサービスを提供し続けるITトータルサポート企業。
「自治体システム」「ホテルシステム」などのワンストップサービスや、24時間保守など、幅広いお客様のニーズに応え、IT技術で郷土の発展に寄与しています。
http://www.edison.co.jp/index.html

株式会社沖縄エジソン