バージョン2.0.0をリリース|メトリクス監視に対応し監視の幅を拡張、統合管理ツールへと進化


2020年09月01日

バージョン2.0.0では、メトリクス監視を搭載し監視対象の幅をアプリケーションやミドルウェアへと広げたことによって、より高度なボトルネック分析や予兆検知ができるようになりました。
また、DSV(リアルタイム監視画面)に都道府県の地図を表示することができるようになり、エリア特化の支援が可能となります。
なお、バージョン1.X.Xからのバージョンアップは無償です。

バージョン2.0.0における主な変更点は以下の通りです。

METRICS監視機能を追加

アプリケーションで提供しているMETRICSの特定項目を選択して監視できるようになりました。
従来のSNMP監視がハードウェアのリソース状態を監視するのに対し、METRICS監視はアプリケーションで定義されたパフォーマンス情報を収集するので、アプリケーションレベルでの監視が可能です。
監視対象をミドルウェアや基幹システム、クラウドサービス等へ広げ、従来より精緻な監視・アラートが可能となります。

DSVにて使用できる背景画像に都道府県地図を追加

47各都道府県を背景画像として追加しました。点在する拠点の一元管理やネットワークステータスの可視化にご活用いただけます。

DSV編集画面を改善

DSVを編集する際のツールボックスのレイアウト等を変更しました。
DSVの「終了」ボタンをクリック後に「いいえ」でキャンセルした場合、編集中の画面に戻るよう動作を変更しました。
DSVを編集中にLSC内の別の画面に移動しようとすると、確認画面が表示されるよう変更しました。

アラートメール機能を強化

収集項目(SYSLOG、WMI、ファイル、FTP受信)のテキストマッチングにおいて、「設定名」を追加できるようになりました。
設定名が追加されてある場合、メールサブジェクトは以下のフォーマットとなります。
「[デバイス名]/[監視項目名]/[設定名]」発生報告

TRAP監視において、メールサブジェクトに「通知文言」が表示されるようになりました。
登録されている設定に一致した場合、メールサブジェクトは以下のフォーマットとなります。
「[デバイス名]/SNMP-Trap[SNMP-version]/[通知文言]」発生報告

アラートメール送信先設定において、登録したメールアドレスへのメール発報の有効/無効を選択できるようになりました。

LSC-NSS設定データ同期機能を強化

※ 本機能はLogStare CollectorのデータをNetStare Suiteに連携する際に使用する機能です

同期後、整合性チェックおよび補正がバックグラウンドで実行されるようになりました。
ユーザが強制的にLSCの設定データをNSSへ同期するための 「設定同期化」ボタンが環境設定画面に追加されました。

評価ライセンスの期間の変更

これまではトライアルライセンスで90日間全機能が利用できるようになっていましたが、本バージョン以降は、トライアルライセンスの期限が30日間となります。

その他機能改良・修正

・ログ保管ディレクトリ先変更機能を追加
・PING/TRACEテストボタンを追加
・監視項目スキャンの表示を改善
・Ping監視によりWindowsのシステムメモリが増加する問題を解消(Windows環境のみ)
・ダッシュボードの表示不具合を修正
・その他いくつかの不具合を修正

より詳しいリリースノートをLSCナレッジベースにて公開していますので、併せてご参照ください。
>> リリースノートはこちら